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ゲーミングモニターの賢い選び方とは?ポイントやおすすめの商品を紹介

ライター :
シナ
掲載日 :
2023/04/13

「ゲーミングモニターと一般的なモニターは何が違うの?」
「自分に合ったゲーミングモニターの選び方やポイントを教えてほしい」
「ゲーミングモニターのおすすめ商品ってどんなものがある?」

ゲーミングモニターに興味がある人の中には、このような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。


本記事では、ゲーミングモニターと一般的なモニターの違いに関する基礎的な知識とともに、ゲーミングモニターの賢い選び方と選ぶ際のポイント、おすすめのゲーミングモニター商品などを紹介します。


ゲーミングモニターの購入を検討している人は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。

ゲーミングモニターと一般的なモニターの違いとは?

一般的なモニターでは文章や映像が激しく動くことはないため、リフレッシュレートや応答速度はそこまで高くありません。対してゲーミングモニターは、キャラクターや背景が目まぐるしく動くことを想定して作られており、映像美を楽しむことができます。

自分に合ったゲーミングモニターの選び方

ゲーミングモニターと一言で言っても、その人のプレイスタイルやプレイするゲームによって使いやすい・見やすいゲーミングモニターの性能は異なります。そのため、モニターの性能を踏まえてゲーミングモニターを選ぶことが必要です。


ここからは、画面のサイズ・画面解像度・液晶パネルの種類、リフレッシュレートの4つの観点で、ゲーミングモニターの選び方を紹介します。

画面のサイズ

ゲーミングモニターの画面サイズは様々なものがあり、小さいものだと21インチ、大きいものになると30インチやウルトラワイドモニターと呼ばれる横幅が大きくて内側に少し曲がっているサイズのものが挙げられます。


画面のサイズによってゲーム画面の見やすさが異なるだけではなく、ゲームに対する没入感も変わってくることが多いです。 ここからは、そんな画面のサイズから見た自分に合ったゲーミングモニターの選び方を紹介します。

24インチ前後

一般的なゲーミングモニターのサイズが、24インチです。プロゲーマーも使っていることが多いサイズのため、どのようなサイズが自分に合っているのかわからないという場合はまずこちらのサイズがおすすめです。


ゲームの種類としては、FPSやTPSといった画面の隅々まで見る必要があるゲームをする場合に適したサイズだとされています。逆に特に隅々まで見る必要がない一般的なゲームをする場合は、24インチ以下のものでも問題ありません。

27インチ前後

24インチよりもサイズが大きい27インチ前後の画面サイズの場合、FPSやTPSなどの細かな部分も見なければいけないゲームでの利用には適していないとされています。画面が大きすぎて、画面全体を見渡しきれないためです。


このようにサイズが大きい画面の場合は、MMORPGのように没入感を重視するようなゲームでの利用が推奨されています。MMORPGなどのジャンルの場合、画面の大きさと没入感が比例するため、より世界観に入り込むことができるのです。

30インチ以上

ゲーミングモニターとして適しているサイズは24~27インチと言われているため、30インチ以上の画面サイズは設置場所などに注意が必要です。


画面サイズがかなり大きくなることから、MMORPGやアドベンチャー、レーシング系のゲームをする際には27インチ以上の没入感を楽しむことができます。

ウルトラワイドモニター

ウルトラワイドモニターは左右に大きく開いたような画面と湾曲しているところが特徴で、画面の大きさからゲームの迫力を楽しむことができます。 そのため30インチ以上の画面サイズと同様に、MMORPGやアドベンチャー、レーシング系のゲームでおすすめです。


ほかにも、VRゲームのような感覚を楽しみながらプレイしたい、グラフィック重視でプレイしたいという人にもおすすめできるサイズとなっています。ただ画面サイズだけではなくモニター自体がかなり大きいため、設置場所などに注意が必要です。

画面解像度

画面解像度は、ゲーム画面の描写や画像が綺麗に見えるかどうかを重視するうえで必要となる要素です。解像度が小さく荒い状態だとゲーム画面が正しく描写されにくく、キャラクターや背景、アイテムなどが見えづらくなります。


このため、どのようなゲームでも基本的には解像度が高くて細かいモニターが推奨されています。ここでは、画面解像度の種類と選び方を紹介します。

フルHD対応(1920×1080)

1920×1080のフルHD対応の画像解像度は、一般的な解像度として利用されています。
24から27インチの画像サイズであれば、十分な画質でゲームを楽しむことが可能です。

なお、SwitchやPS4などの家庭用ゲーム機をゲーミングモニターで遊ぶ場合、フルHDまでの出力にしか対応していないケースが多く見受けられます。

WQHD対応(2560×1440)

24インチの画面サイズが一般的ではありますが、徐々に27インチサイズの画面に主流が移行している傾向があります。 そのため、大きな画面サイズでもきれいな画質を維持できる2560×1440のWQHD対応のものが人気を集めているようです。


これは大きな画面サイズだとフルHD対応は映像のドット感が強くなってしまうためで、WQHD対応の方が綺麗な画質になりやすいとされています。このような点から、画面サイズが大きいゲーミングモニターを使うのであれば、WQHD対応がおすすめです。

4K対応(3840×2160)

パソコンが4Kに対応しているのであれば、3840×2160の4K対応のものもおすすめです。 4K対応の場合はフルHDやWQHDのものよりも、より高精細画質でリアルな画質を楽しむことができます。


よりゲームの没入感を楽しみたい場合に便利ですが、PCのスペックやリフレッシュレートに制限が発生してしまう場合があるため、そのような場合はWQHD対応の方がいい場合もあります。

液晶パネルの種類

ゲーミングモニターに使用されている液晶パネルには、VAパネル・IPS(ADS)パネル・TNパネルの3種類があります。それぞれの液晶パネルには特徴があるため、その点も踏まえてゲーミングモニターを選ぶことも大切です。


ここからは、3種類の液晶パネルの特徴や選び方のポイントについて紹介します。

VAパネル

VAパネルは、電圧がオフになっている時は光を遮断できるという特徴を持っている液晶パネルです。これによってバックライトを遮断できるため、コントラストをはっきり表現できたり、暗い色の表現がしっかりできたりするところが魅力となっています。


このような特徴からシックな演出のゲームに適していて、ホラーゲームなどのダークな雰囲気のゲームプレイにおすすめです。一般的なゲームをプレイする場合は、24インチ以下のモニターでも問題ありません。

IPS(ADS)パネルは、光量を制御することで見る角度が変わっても色合いやコントラストが一定になっている液晶パネルです。発色が他の液晶パネルよりもよく、明るい表現が得意であるところが特徴として挙げられています。


複数人で同じゲーミングモニターを見ながらプレイするゲームや、鮮明なグラフィックを楽しみたいゲームにおすすめです。

TNパネル

ゲーミングモニターに使われている液晶パネルの中で、一番応答速度が速いところが魅力として挙げられているのがTNパネルです。 このためゲーム用のモニターに向いていて、応答速度の速さが求められるFPSやレース系のゲーム、格闘ゲームのプレイに推奨されています。


ほかにも視野角が狭いという特徴もあることから、オンライン対戦やeスポーツイベントといった本格的なゲームプレイをしたいという人にもおすすめです。

リフレッシュレート

映像のなめらかさを追求したい場合にチェックしておきたいのが、1秒間に画面が何回更新されたかを表す数値であるリフレッシュレートです。特に激しい動きをするゲームをプレイする場合は、このリフレッシュレートの数値が重要になることもあります。


ここからは、リフレッシュレートからみたゲーミングモニターの選び方について紹介します。

144Hz対応

一般的なリフレッシュレートの数値として挙げられているのが、144Hzです。 FPSやTPSなどの動きが激しいゲームであっても、問題なくスムーズな動きが可能となっています。このため、基本的にこだわりがなければ144Hz対応のものを選んで問題ありません。


家庭用ゲーム機の場合は60Hzまでしか対応していないため、家庭用ゲーム機でのプレイをする場合も踏まえて、まずは144Hz対応を選んでみましょう。

165Hz対応

144Hzよりも映像処理能力が高いものを希望する場合は、165Hz対応のものがおすすめです。 こちらは144Hz対応のものと同じくらいの価格で販売されているため、性能を重視するという人にはコストパフォーマンスの良さから人気を集めています。

240Hz以上対応

240Hz対応は相応のハイスペックなパソコンが求められますが、その分ほかのリフレッシュレート以上にスムーズで美しいゲーム映像を楽しむことができます。 このためFPSやTPSはもちろん、格闘ゲームなどより激しい動きのゲームにもおすすめです。


240Hzに対応したゲーミングモニターはハイエンドモデルに多いことから、価格は高価な傾向にあります。

ゲーミングモニターを選ぶポイント

ここまでは、画面サイズや液晶パネルの種類を踏まえて自分に合ったゲーミングモニターの選び方について紹介しました。


その内容を踏まえて、プレイするゲームに合ったモニターかどうかをはじめ、入力端子の種類と数や入力遅延の有無、内蔵スピーカーの音質などをチェックしていく必要があります。


ここからは、ゲーミングモニターを選ぶポイントをご紹介していきます。

プレイするゲームに合っているか

例えば、小さい画面でMMORPGをプレイしても没入感に欠けてしまいますし、大画面でFPSをプレイすると画面全体に目が行き届かず、情報を見落としてしまいがちです。


例えば小さいサイズでMMORPGをしても没入感に欠けてしまい、FPSなどは大きい画面でプレイすると画面全体に目が行き届かず、情報などを見落としてしまいがちです。


まずはどのようなジャンルのゲームをプレイするのか、プレイするゲームに合ったゲーミングモニターなのかを検討しましょう。

入力端子の種類と数が不足していないか

ゲーミングモニターにゲーム機またはパソコンを接続する場合、それぞれ対応した接続コードや入力端子が必要になります。接続コードによって入力端子の種類や数が異なっているため、間違ったものを接続してもプレイできません。


このため、ゲーム機やパソコン本体はもちろん、ゲーミングモニター側の入力端子の種類と数が合っているか、不足していないかという点も選び方の重要なポイントです。


モニターによっては複数の入力端子に対応しているものもあるため、様々なゲームをプレイするという場合はそちらも確認しておく必要があります。

入力遅延を感じないか

ゲームをプレイする上で、入力遅延の有無はストレスに関わる重要なポイントになります。

入力遅延の目安は、1ms~16msであればプロゲーマーでも問題はなく、16ms~32msは一般的なゲーマーであれば気にしないレベルで、32ms以上はストレスを感じやすいとされています。

購入前に入力遅延のデータを確認したり、実際に体感したりするなどして、入力遅延の有無を確認することも大切です。

映像のなめらかさや画面のきれいさが十分か

リフレッシュレートや解像度による映像のなめらかさや画面のきれいさは、ゲームへの没入感を高めてくれるほか、プレイする際のカクつきなどのストレス要素を軽減してくれる効果があります。特に動きが激しいゲームをプレイする場合は、プレイの有利不利にも影響します。


このため、映像に関してそこまでこだわりを持っていないという人であっても、リフレッシュレートや解像度などの映像のなめらかさや、画面のきれいさが十分であるかどうかはチェックしておくことがおすすめです。

内蔵スピーカーの音質をチェック

ゲーミングモニターの購入を検討している人の中には、スピーカーを別途購入することが面倒だと感じる人もいるのではないでしょうか。そのような方におすすめなのが、内蔵スピーカー付きのモニターです。


内蔵スピーカーは独自のオーディオシステムを搭載していることが多いため、ゲームの音質に関してこだわりを持っている人は特にチェックしておきましょう。

FPS/TPSに特化したモードがあるかをチェック

FPSやTPSに関しては、ジャンルに特化したモードを搭載しているゲーミングモニターもあります。


このように特化したモードがあることで画面のコントラストやカラーをゲームに適した状態に変更できたり画面中央に照準を表示できたりするタイプもあるため、より快適なゲームを楽しむことが可能です。


FPSやTPSをプレイするという人であれば、特化したモードの有無も選び方のポイントになります。

おすすめのゲーミングモニター

ここまで様々な観点から、ゲーミングモニターの選び方のポイントを紹介しました。それでも、それぞれのポイントを踏まえたうえでどのようなゲーミングモニターを選べばよいかわからないという人もいるのではないでしょうか。


ここからは、おすすめのゲーミングモニターをご紹介します。

ASUS「VG258QR-R」

ASUS VG258QR-Rは、0.5msの素早い応答速度が特徴です。リフレッシュレートも高いためスムーズなゲームプレイが可能なほか、Extreme Low Motion Blurによって画面のカクつきも気になりません。


価格も比較的リーズナブルでコスパが良いことから、プロゲーマーからも支持されているゲーミングモニターのひとつとなっています。

インチ 24.5インチ
CPU AMD FreeSync™/Adaptive-Sync
画像解像度 1,920×1,080(フルHD)
液晶パネルの種類 TNパネル
リフレッシュレート 165Hz
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ASUS「VG259QR」

プロゲーマーや動きの速いゲームプレイのために設計されたゲーミングモニターです。


リフレッシュレートも165Hzと超高速になっているため、なめらかなプレイが可能でExtreme Low Motion Blurを搭載していることから、画面のブレやスミアを極限まで軽減してくれているところがポイントです。


さらに「GamePlus」は、ゲームに特化した独自の便利機能であり、FPSなどに特化したモードとして利用できます。

インチ 24.5インチ
CPU AMD FreeSync™/Adaptive-Sync
画像解像度 1,920×1,080
液晶パネルの種類 IPSパネル
リフレッシュレート 165Hz
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ASUS「TUF Gaming VG279QM」

280Hzという驚異の超高速リフレッシュレートでなめらかなゲーミングビジュアルが、このゲーミングモニター最大の特徴です。激しい動きのゲームでもスムーズにプレイすることが可能で、応答速度も速く入力遅延も起こりにくくなっています。


また、独自のモーションブラー低減技術であるELMB SYNCと併用すれば、画面のカクつきも予防可能です。ほかにも快適なゲームプレイをサポートする機能が充実しているため、より本格的なプレイを楽しみたい人に向いています。

インチ 27インチ
CPU AMD FreeSync™/Adaptive-Sync
画像解像度 1,920×1,080(フルHD)
液晶パネルの種類 IPSパネル
リフレッシュレート 280Hz
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自分にマッチしたゲーミングモニターを選ぼう

ゲーミングモニターはゲームプレイに特化したモニターであり、自分がプレイするゲームのジャンルやこだわりに合わせて選ぶことが大切です。


専門的な用語が多いため、どうやって選べばいいかわからないという人も少なくありません。そのため本記事を参考に、選び方や選ぶ際のポイントをしっかり押さえて、自分に合ったゲーミングモニターを見つけてみましょう。