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キーボード選びの際に知っておきたいこととは?選ぶ際のポイントについて紹介

ライター :
夏子
掲載日 :
2023/3/14

「キーボードを購入したいけれど、何を基準に選んだらいいの?」
「キーボードにそんなに種類ってあるの?」
普段キーボードを使っている人でも、いざ購入しようとなったらどのような種類があるのか、どういう基準で選べばいいのか分からないということがあるのではないでしょうか。


本記事では、キーボードを選ぶ際に知っておきたい基礎知識から選ぶ際のポイント、キーボードのお手入れ方法について紹介しています。

キーボード選びの際に知っておきたい基礎知識

キータイプ

キータイプとは、押されたキーが戻る仕組みのことを指しています。


キータイプの種類は「メンブレン」・「パンタグラフ」・「メカニカル」の3つです。それぞれキーを戻す仕組みが違うため、キーボードの打鍵音や戻る早さ、キーを押した時の沈み方などに違いがあります。

キーストローク

キーボードのキーを押すと、キーは深く沈み込みます。 キーストロークというのは、このキーを押した時の沈み込みの深さのことです。


キーストロークが深い場合しっかりとキーを押した感覚を持ちます。

キーピッチ

キーボードには何列かに渡って、文字が記されたキーが並んでいます。 キーピッチというのは、この並んでいるキーの隣り合わせで、中心から中心がどの程度の距離かを指しています。


つまり、キーピッチが狭いキーボードならばキーの並びが狭く近くなり、キーピッチが広ければ、隣り合うキーが遠くなります。

自分に合ったキーボードのタイプを知ろう

キーボードの購入を検討する場合、自分に合ったキーボードのタイプを把握することが重要です。


たとえば、有線の方がいいのかそれともワイヤレスの方がいいのか、使いやすいキーボードの配列やキーボードが対応しているOS、構造による違いなど、キーボードと言っても細かな違いがあります。


自分にとって使いやすいキーボードは、どのようなキーボードなのかを考えてみましょう。

接続方法

キーボードの接続方法には「有線タイプ」と「ワイヤレスタイプ」の二種類があります。有線タイプとはパソコン本体とキーボードがUSBケーブルで繋がっているもので、ワイヤレスタイプは無線で接続しているものとなります。


有線タイプのキーボードは、長時間安定して使うことができます。キータッチのレスポンスがよく、遅延がおこりにくいのも特徴です。


ワイヤレスタイプのキーボードは、パソコン本体とBluetoothなどの無線で接続するタイプのキーボードを指します。USBケーブルがないため見た目がスッキリしており、パソコンから離れても作業ができるというメリットがあります。

キーボードの配列

国内でキーボードを購入する場合、キーボードの配列は「日本語配列」と「英語配列」の2種類から選ぶことになるでしょう。


日本語配列は日本語の入力に特化した配列のキーボードであり、キーの多さから109キーボードとも呼ばれます。アルファベットと共にかな入力を容易にするため、「半角/全角」や「変換」・「無変換」などのキーがあることが特徴です。


英語配列のキーボードは、アルファベットのみ記載されているキーボードです。英語配列でも日本語入力は可能ですが、日本語入力に必要なキーがない分、スペースキー部分が広くなっています。

対応するOS

キーボードを購入する場合、パソコンで使われているOSに対応したキーボードを選ぶ必要があります。


たとえば、パソコンのOSがWindowsであるならばWindows対応のキーボードを選び、OSがMacならばMac対応のキーボードを選ぶ必要があります。

テンキーの有無

テンキーとは、大型のキーボードの右側にある、数字や四則演算記号などが縦横に規則正しく並んでいる領域のことです。


テンキー付きのキーボードを選ぶかどうかは、自分が数字をどの程度入力するのかによって決めるといいでしょう。テンキーのないキーボードを購入した場合、後から外付けをすることもできます。

防水性

キーボードを使用する際に、飲み物がこぼれてキーボードにかかることがあるかもしれません。万が一に備え、防水性のあるキーボードを選ぶと安心して使用することができます。防水性のあるキーボードは、丸ごと水洗いできる点もメリットと言えます。

キーボードを選ぶ際のポイント

キーボードにはさまざまな種類があること、機能の違いやキータイプ、キーストロークやキーピッチなどで違いがあることを紹介してきました。 ここからは、実際にキーボードを選ぶ際には何を基準にすればいいのか、ポイントを紹介します。

打鍵感

打鍵感の良さというのは、簡単に言ってしまうとキーボードのキーを打った時の心地よさのことです。 打鍵感にはキーストロークが影響しており、キーストロークが浅ければタッチは軽くなり、深ければタッチが重くなってしまいます。


キータイプで言えば、パンタグラフ方式を選べば、ノートパソコンでよく使われている軽いタッチの打鍵感のキーボードになります。実際にキーボードを触って選べない場合は、キータイプの方式で選んでみましょう。

タイピングの快適さ

タイピングの快適さはキーピッチによって左右されます。
一般的に、キーピッチが狭いとキー同士が近くなるためタイピングしづらく、キーピッチが広いと快適に打ちやすくなる傾向にあります。


小型のキーボードであればあるほどキーピッチは狭くなる傾向にあるため、キーボード選びの際はキーボード自体の大きさにも注意して選ぶことが大切です。

デザイン性

毎日使い、目にするキーボードであるからこそ、デザイン性に優れたものが使いたいという要望もあるでしょう。 キーボードのデザイン性を大切にしたい場合は、見た目にこだわって選ぶことが大切です。


キーボードというと基本的に白や黒のものをイメージしますが、中には木製のものやビンテージ感のあるもの、モダンなデザインのものもあります。見た目のおしゃれなキーボードがあるので探してみましょう。

静音性

キーボードを使用していると、どうしてもキーを打った時のカチャカチャという打鍵音が気になるものです。静かな環境で作業したい、打鍵音がない方がいいという場合は、静音性に優れたキーボードを選んでみましょう。


おすすめなのは、キータイプかメカニカル方式または静電容量無接点方式のキーボードです。もっとも静音性に優れているとされているのは静電容量無接点方式ですが、それでは高価だと感じる場合は、メカニカル方式がいいでしょう。

機能性

キーボードを機能性で選ぶ場合、自分の使い方を加味して選ぶことが大切です。


ゲームプレイがメインの場合はゲーミングキーボードがおすすめです。体にあまり負担をかけたくない人は、エルゴノミクスキーボードを選ぶと良いでしょう。

おすすめのキーボード

ここでは、おすすめのキーボードを紹介していきます。


紹介している2つのキーボードはいずれも打鍵感が良く、比較的静音であり、耐久力もあるタイプのキーボードとなっています。うち1つはゲーミングキーボードとしての機能も備えていますので、ゲーミングキーボードを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ASUS「ROG FALCHION NX」

ASUS「ROG FALCHION NX」は接続方式がワイヤレスで、メカニカル方式を採用したキーボードです。英語配列キーボードで余計なキーがないためスペースが幅広く、テンキーがないことでキーボードとマウスを近くで操作できる、ゲームプレイに向いたキーボードとなっています。


ワイヤレスですが、一度充電すれば450時間バッテリーが持ちます。頻繁に電池切れになるようなことはないため、安心して長時間使えるでしょう。

型番 ROG FALCHION NX/NXRD/US
カラー ブラック
サイズ 305×101×38.5mm
重量 520g(ケーブル無)/730g(ケーブル有)
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ASUS「M602 FALCHION」

特別にデザインされたキーボードスタビライザーにより、滑らかなキーストロークとスイッチ本来の打鍵感が忠実に再現されています。背面には左右2つのUSB-Cポートが搭載されており、最大2台のPCに同時接続することも可能です。

型番 M602 FALCHION ACE/NXRD/BLK/US/ABS
カラー ブラック
サイズ 305.79 x 101 x 37.5mm
重量 593g(ケーブル含まない)
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キーボードのお手入れ方法

キーボードは、知らないうちにどんどん汚れをため込んでいます。


キーボードが汚れる原因は、主に手あかやキーボード周りでの飲食による食べかす、糸くずや綿埃などがキーの下や隙間に入り込むことにあります。下記のお手入れ方法を参考に、キーボードを掃除してみましょう。

埃を取り除く場合はエアダスターやブラシを使用する

お使いのキーボードがキーを取り外せない場合や、キーの間の埃を取り除きたい場合は、エアダスターやブラシを使って掃除してみましょう。


やり方は簡単で、エアダスターやブラシを使って埃を取り出した後、アルコールのウェットティッシュやアルコールをつけた綿棒で拭いていけばお掃除完了です。


ノートパソコンに使われていることの多いパンタグラフ方式のキーは取り外せない場合がほどんどです。その場合は、無理に取り外さず、エアダスターやブラシで掃除しましょう。

自分に合ったキーボードを探してみよう

キーボードといっても接続方法やキーの取り付け方、キーの配列などに違いがあることを紹介してきました。


この記事で紹介したキーボード選びの基礎知識やキーボードのタイプ、選ぶ際のポイントなどを参考に、自分に合ったキーボードを探してみましょう。